3月13日は風戸裕(かざとひろし)さんが生まれた日です。
1970年代、風戸さんは日本人で最もF1に近いとされたレーサーでした。
2リッターのエンジンで競われていたF2に
1600CCのマシンで挑戦。
圧倒的なパワーの違いから直線では抜かれてしまうものの、
コーナーを出るときには先頭に立つ。
バックストレートでは相手のマシンにぴったりと張り付きスリップストリームに入る。
そんな風戸さんのひたむきで闘志あふれるスタイルに、
コース全体を埋めた何万という観客が声援を送るようになり、
国内のみならず海外にも多くのファンを獲得していました。
さて、1970年代のスーパーカーブームの火付け役となった漫画『サーキットの狼』。
池沢さとしさんが1975年から1979年まで「週刊少年ジャンプ」に連載した作品で、
累計発行部数は1800万部を超え、後に実写映画化もされました。
この作品は主人公である風吹裕也(ふぶきゆうや)が、
街道レーサーからプロのレーサーへと成長していく物語。
この主人公の風吹裕也のモデルとなったのが風戸裕(かざとひろし)さんだ。
だが、漫画の連載が始まる前年に風戸は25歳の若さでこの世から去っている。
悲劇は、1974年6月2日の富士GC(グランチャンピオン)シリーズ第2戦の
スタート直後に起こった。
日本のレース史上「最も悲惨な事故」と言われる大惨事は
富士スピードウェイ第一コーナー30度バンクの進入地点で起こった。
この事故は7台のマシンを巻き込み、風戸裕さん(25歳)、
鈴木誠一さん(37歳)の二人のレーサーが死亡。
カメラマン一人が重症、観客4人がやけどを負った。
この事故をきっかけに30度バンクは閉鎖されました。
悲劇のレーサー風戸裕さんを偲んで
今日のカクテルは風戸さんの代名詞
スリップストリームにしましょう。
スリップストリーム (Slipstream)
Brandy ブランデー 1/4
Orange curacao グランマニエ 1/4
Kina Lillet キナリレ 1/4
Orange juice オレンジジュース 1/4
Aromatic BItters アロマチックビターズ 2dash
White egg 卵白 1
グラス (Glass)
材料をシェークしてカクテルグラスに注ぐ。

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